栄養素を取っても意味がない!?

 

毎日の食事を考える時は、自分が食べたい好きなものが真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、やはり大事なのは栄養バランスです。

 

スーパーなどで買い物をする時にも、肉や揚げ物ばかりではなく野菜や魚や海藻類などをふと意識するのは、「栄養バランスの良い食事」というフレーズを何度も聞いてきたからでしょう。

 

とはいえ自分なりに栄養の良い食事をしているようでも、全部ではないにしろムダになってしまう栄養分が生じることがあります。実は私たちの体にある消化吸収に関わる組織はいろいろとあるのですが、吸収に関してメインとなるのが小腸です。

 

小腸は拡げるとかなりの大きさになりますが、ここで栄養素を吸収して血液を介して肝臓に運ばれます。つまり小腸がちゃんと機能していれば栄養素はムダになりませんが、何らかの理由で小腸がちゃんと機能していないと吸収されず大事な栄養が排出されるだけになることがあります。最近は「腸内環境」とか「腸内フローラ」と言う言葉が広く使われていますが、腸内にはたくさんの菌があって善玉菌や悪玉菌や日和見菌がいます。

 

善玉菌を増やして腸内環境を良くすると栄養の吸収率がアップします。

 

吸収率アップに関する他の大切な要素

栄養が十分吸収されるようにするには、食品の特性を意識することも大切です。例えば不足しがちと言われるカルシウムという成分を例に見てましょう。

 

カルシウムは一緒に食べる物の組み合わせによって吸収率が変わってきます。例えばレモンやアップルなどの果物と組み合わせると、含有されているクエン酸によって吸収率が良くなります。また炭水化物、例えば白米や麺類などと一緒に摂取されてもOKです。

 

一方しょっぱいものと一緒に食べるとカルシウムが出て行ってしまうことがあります。また食物繊維やシュウ酸とのマッチングもあまりよくありません。このようにある栄養素の吸収を助けるものと阻害するものとがあるので、特定の食材の吸収率を考えた料理が大切です。

 

組み合わせの良い栄養素の他の例

もう少しだけ組み合わせ例を見てみましょう。不足すると貧血になってしまう鉄分ですが、こちらはたんぱく質とのマッチングがおすすめです。両者ともに血液の赤血球の主要成分なので貧血予防にちょうど良いです。

 

カロチンやビタミンAをきっちり吸収したいのなら、適度にオイルを使うことで吸収率があがります。両者ともに油に溶ける使用性のビタミンだからです。また制限ダイエットで有名な糖質は、ビタミンB1との併用でエネルギー変換が進み糖質の燃焼がスムーズに行われます。

 

まとめ

それぞれの食材にはそれぞれの特性がありますが、全ての食材の栄養素が100%の確率で小腸で吸収されるわけではありません。小腸の状態や組み合わせによっては吸収が阻害されてしまうものもあります。

 

どんな組み合わせあ方がいいのか少しずつ知識を拡げていくなら、栄養を効率よく摂取することができるようになります。

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