薬膳料理は高い?

 

薬膳はもともと中国の伝統医学である中医学にルーツがあるもので、漢方理論に基づいています。西洋医学と違って漢方は人体の活力アップを目指しているというコンセプトがあり、「未病」に代表されるように病気の予防もとても重視しています。

 

そんな漢方理論の中で食養生つまり食事によって健康を維持しようと言う実践が薬膳です。こうしてみると薬膳はなんだか小難しそうなものに聞こえてくるかもしれませんが、実は日常生活でも実施することができます。しかも薬膳と言っても高価な食材を買いそろえないといけないなんてことはありません。

 

では薬膳にかかる相場価格はどれくらいでしょうか?

 

薬膳に使われる食材とは?

相場について考えるために、まずは薬膳で使われるいくつかの食材を見てみましょう。

 

例えばシミやくすみに良いとされるナツメは100グラム400円ちょっとで手に入ります。皮膚に潤いを与えるとされる松の実は50グラムで1,000円未満となります。消化吸収をサポートする効果があるハスの実は50グラム600円くらいです。

 

息切れしやすい人に良く、肺をサポートする白木耳は10グラム200円ちょっとといったところです。これらの食材を用いたレシピを考えると、もちろんプラスアルファの食材費がかかりますが、こうした食材は高級過ぎて手が出ないというわけではないのが分かります。薬膳料理のバリエーションはたくさんなので、使う食材によっては値段にばらつきがあります。

 

ですから薬膳1食いくら〜とは言えませんが、一例として薬膳カレーを例にして材料費を見てみましょう。

 

薬膳カレーの材料費

例として「諒設計アーキテクトラーニング」という通信講座スクールが紹介している薬膳カレーの材料を見てみましょう。材料は以下の通りです。

 

 クミンシード:小さじ2
 カルダモン:3粒
 クローブ:5粒
 シナモンスティック:1本
 タマネギ:1個 (みじん切り)
 ニンニク:1片 (みじん切り)
 ショウガ:1かけ(すりおろす)
 鶏もも肉:200g (ひと口大)
 サラダ油:大さじ3
 塩:小さじ1
 ターメリックパウダー:小さじ1
 カイエンペッパー:小さじ1/2
 ホールトマト(水煮): 200g
 お湯:200mL
 ごはん

 

こちらは4人分の材料ですが、このうち香辛料に関しては一回きりの分量ではないでしょうから割愛するとして、材料費がかかるのは鶏もも肉とホールトマト、ごはんくらいでしょう。鶏もも肉は場所にもよりますがだいたい100グラムあたり40円〜50円だと仮定して、200グラムだと80円〜100円となります。ごはんは3合たいたとして約600グラムとすると、0.6キロです。

 

10キロ3,000円のお米だとしたら180円くらいの値段です。ホールトマトは400グラムで100円とかで売っていることもあるので、50円ほどになります。これらを合計すると310円〜330円です。

 

1人当たりだと77円〜82円ほどです。ここにスパイスなどをプラスして100円〜150円くらいを見ておけるでしょう。

 

まとめ

薬膳で使われる食材は実にたくさんあります。日常生活で作る料理に使う食材もたくさんあるので、薬膳料理を実践するにはそれほど高額な材料費がかかることはありません。

 

松の実やナツメ、白木耳などを多用していけば材料費はそこそこかかるかもしれませんが、こうしたものを使わなくても作れるレシピはあります。

 

薬膳はあらたまって作るような小難しいものではなく、普段の食事でもさりげなく摂り入れられる料理なので、楽しくリーズナブルに実践可能です。

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