和風の薬膳とは?

 

薬膳とは中国の医学(中医学)のコンセプトを基にして、料理を使って健康を維持するという食事法のことです。東洋医学がなにかと注目されるようになってきていますが、薬膳は病気の症状が明るみに出る前の段階(「未病」と呼ばれる)で、個人の体質や食材の特徴を考えて提供されるものです。

 

どうせなら事後対策より事前対策の方が良いですからスタイルも最近では登場してきています。「一般社団法人 国際薬膳食育学会」によると、和薬膳とは「日本の薬膳家第一号の板倉が、日本人の味覚や体質に合わせて和食・洋風にアレンジしたもの」です。もともと薬膳は中国のものなので、日本人の食スタイルとはじゃっかん違いがあるのですが、和薬膳はオリジナルのものとして和スタイルにも合うので、一層受け入れやすい薬膳になっています。

 

和薬膳の基本健康基準

和薬膳で大事なのは「気(生命エネルギー)」「血(血液)」「水(血液以外の体液)」の3つの要素です。これは本場中国の薬膳と同じコンセプトですが、人間はこの3つのバランスがちょうどよく取れていると健康を維持できるという考え方です。気に関しては少しなじみにくいですが、気力とか生命力といった雰囲気でとらえることができます。

 

和薬膳ではさらに食材の持つパワーを見極めて、自分の体質に合った食材を多く摂ることを意識するのが大事です。例えば玉ねぎには体を温める作用があったり新陳代謝を促してくれたりします。またバナナは体を冷やして炎症をおさえる効能があります。

 

これらはほんの一例ですが、食材それぞれの特性を活かして料理が作られます。さらに和薬膳では季節も大きな要素となります。いわゆる「旬の食べ物」をタイミングよく食べることで体調を改善しようと言うのがその考えですが、たとえば夏であればトマトとかきゅうり、なすなど体を冷やしてくれる食材が多く摂れるので、これを積極的に摂ることで体調管理をします。

 

和薬膳の一例

和薬膳の一例を簡単に説明すると、例えば冷え性体質の人にはどんな食材が良いかと言うと、体を温める食べ物、上記の例で言うと玉ねぎなどがマッチします。

 

逆に暑がりの人はバナナを摂るのが良いということになります。玉ねぎもバナナも同じようなカロリーとはいえ、それぞれの特性によって効果が変わってくるので、オーダーメイドの摂取が大切だということです。

 

まとめ

和薬膳は中国の薬膳を日本人のためにアレンジしている料理です。まだまだ日本ではそれほど薬膳は流行しているとは言えませんが、栄養バランスを考えたそのコンセプトに好感を持っている人が多いのは事実です。

 

日本人の口により合う和薬膳について学ぶなら、料理の幅が間違いなく拡がり、健康を体の内側からサポートできるようになります。

関連ページ

薬膳に期待できること
中華料理は日本は当然のこと世界中で人気がありますが、一般的な中華料理ではないものの人気を得ている中華料理の一種に「薬膳」があります。
薬膳とは
「薬膳」という言葉は健康関連の話題で時々耳にすることがあります。でも薬膳って何の事でしょうか?
薬膳にもなるスパイスとは
最近注目の薬膳ですが、薬膳ではよく知られているように個人の体質と使う食材とが大事です。体質に関しては、中医学では人の体調は「気・血・水」という3つの要素から診断できるとされています。
.薬膳にも使えるハーブとは
ハーブは誰もが知っている素材ですが、具体的にハーブとはどんなものを指すのでしょうか?実はハーブに関する絶対的な定義は存在しません。
消化吸収を助けるスパイス
消化吸収というのは体の中で毎日行われている大切な生命活動です。私たちの体は呼吸や睡眠や運動を必要としていますが、体をつくるもととなっているのはやはり食事から摂る栄養です。
アンチエイジングに役立つハーブ
「アンチエイジング」という言葉は最近毎日のように耳にすることがあります。高齢化社会というワードもしょっちゅう聞かれますが、多くの人は加齢によって体の衰えや美容の難しさを痛感しているので、少しでも老化を食い止めるための苦労を惜しみません。
代謝を高められるスパイスまとめ
健康に関する番組を見たり、ドラッグストアで買い物をしたりする時に「代謝改善」とか「代謝を良くする」といったフレーズをよく目にするという人は少なくないと思います。
中華風の薬膳で元気を補給しよう
中国発祥の薬膳は、今後料理界でますますその存在感が期待できる料理です。薬膳と言う字の通り、これは料理によって健康を保つというのが基本的なコンセプトとなります。
オリーブオイルを使ったスパイス作り
スパイスと言えば、しょうがとかペッパーとかセージ、ターメリック、サンショウ、タイム、クミンなどいろいろな素材の名前がすぐに出てくるかと思いますが、スパイスの特徴はなんといっても香り成分です。
減塩ドレッシングでおいしいサラダを食べよう
シャキシャキ触感のサラダにドレッシングをかけて食べるととても風味良くて美味しいですが、どの家庭にもあるドレッシングって、もともと何から出来ているか実は知らないという人も少なくないでしょう。
ビタミン・ミネラルを摂取できる薬膳の工夫
「栄養バランスの良い食事」という表現は、健康を語る上で非常によく使われるフレーズです。栄養は私たちの身体を作り、健康にし、美容にも大事なものですからこれは当たり前のことです。
漢方と薬膳の違いとは
漢方という言葉は医療界においてはすっかりおなじみの言葉になっています。漢方としてよく知られているものの中には葛根湯がありますが、こちらは生姜や甘草や芍薬などに葛根や麻黄を使った漢方です。
吸収率を考えて食材を調合しよう
毎日の食事を考える時は、自分が食べたい好きなものが真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、やはり大事なのは栄養バランスです。
すりおろし料理で吸収率アップ
よく幼児のためや病人の食事などで与えられるすりおろし食ですが、実はすりおろし料理は栄養の吸収という観点から言って優れている部分があります。
薬膳カレーの作り方
カレーは日本の国民食とも言えるほどどの家庭にも根付いている料理ですが、ただ美味しいだけでなく、カレーは薬効作用のあるスパイスの集合体であるということも注目に値します。
薬膳スープごはんの作り方
一年中私たちを悩ませる病気、それが風邪です。「風邪は万病のもと」とよく言いますが、それでいて「風邪の特効薬はない」ともよく言われます。
薬膳茶漬けで美容ケアできる
女性にとってたくさんある身体の悩みの中でも、おそらく1,2を争う悩みは肌トラブルでしょう。肌の良しあしは見た目に大きく影響します。
オリジナルハーブティーでデトックス!
美容を語る上で必ずと言っていいほど登場するキーワードが「デトックス」です。デトックスとは日本語でいえば毒物排出のことを意味します。
ハーブとスパイスティーでお通じ改善
「最近お通じが悪い」という人をたくさん目にします。お通じは健康のためにとても大切なものです。口から多くの栄養素を摂り入れることももちろん大切ですが、肛門から排便があることも大事です
子どもも食べられる薬膳レシピ
薬膳という言葉が少しずつ普及してきていますが、薬膳と聞くとなんだか複雑な素材を使わないといけなかったり、味もあまり良くなく仙人のような淡い食事にしないといけないというイメージを持つ人もいるかもしれません。
長く保存できるハーブ・スパイスまとめ
ハーブやスパイスは乾燥物だと何年もずっと使い続けられるイメージがあると思う人は少なくないと思います。特にペッパーなどは風味が強いので、傷みにも強いイメージがあります。
薬膳料理にかかる相場価格
薬膳はもともと中国の伝統医学である中医学にルーツがあるもので、漢方理論に基づいています。西洋医学と違って漢方は人体の活力アップを目指しているというコンセプトがあり、「未病」に代表されるように病気の予防もとても重視しています。
薬膳料理を作るのに必要な平均時間
薬膳と聞くとイメージとして連想するのはどんなシーンでしょうか?もしかしたら床やテーブルに敷物を敷いてその上に色々な野菜やスパイス、ハーブなどを小分けにこんもりと積んでいるような図かもしれません。
食育資格を取るには
食育というワードを最近よく耳にするようになりました。農林水産省によると、食育は生きていく上の基本となることで、知育・徳育・体育の基礎となり、食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てることです。