薬膳の基本

 

最近注目の薬膳ですが、薬膳ではよく知られているように個人の体質と使う食材とが大事です。体質に関しては、中医学では人の体調は「気・血・水」という3つの要素から診断できるとされています。気というのは少し大雑把に言えば「生命力」ないしは生命に必要なエネルギーのことです。

 

血は血液やそこにある栄養のことです。水は汗やリンパ液などの体の水分のことです。この3つのバランスがよく整っている状態が健康な状態となりますが、これが崩れると体調に良くない影響が出ます。

 

気力がなくなったり血のめぐりが悪くなったり、水分バランスが崩れれば何か悪いことがあるというのは、薬膳に限らず日常生活でもなじみがある考え方ですが、薬膳ではこの体質状態を見極めたうえで食材を選んだりします。

 

食材とスパイス

薬膳で用いる食材は味や色や働き方などに応じて様々なカテゴリー分けがされますが、その食材の中にはスパイスが用いられることがあります。

 

食材の中にはにんじんやえんどう豆、あさり、アスパラなどスパイスとは違うものもありますが、ショウガ、クコの実、甘草、松の実などのスパイスもあります。

 

スパイスは現在薬膳と同様、現在注目の的になっている料理の素材です。スパイスの使い方の基本的なイメージは香りづけとか色つけといったものだと思いますが、実はこれらにも薬効があるので、薬膳の材料として使用されるのは自然なことなのです。

 

薬膳に使われるスパイスの効能

では具体的に薬膳に使用されるスパイスには体にどんな良い作用があるのかを見てみましょう。

 

まず典型的なショウガの例をとってみると、胃の機能を改善したり体を温めるという効果があります。昔からショウガ湯を飲むという事はどの家庭でも行われてきたので、体の温め効果についてはよく知られていると思います。

 

次にクコの実ですが、こちらは体にうるおいを出したり血液サポート作用があるとされています。

 

甘草は抗酸化作用が強いので、老化の原因とされる活性酸素に対して効き、アンチエイジング効果の見込めるものです。

 

この他にも薬膳にもなるスパイスはありますが、このように薬膳には今注目のスパイスも利用される注目料理法です。

 

まとめ

薬膳は何だか難しそうなイメージがあるかもしれませんが、決して修得が難しいものではなく、現在では通信講座などでもその基本を学べるようになっています。

 

健康的な食事を志すうえ一度学習してみることが勧められますが、その上で幅広く認知されているスパイスについての知識を深めるのも良いことです。

 

スパイスは薬理だけでなく香りづけや色付けなど使い道が幅広く、種類も多彩です。応用度の高いスパイスを学ぶなら薬膳への精通度も高まるでしょう。

関連ページ

薬膳に期待できること
中華料理は日本は当然のこと世界中で人気がありますが、一般的な中華料理ではないものの人気を得ている中華料理の一種に「薬膳」があります。
薬膳とは
「薬膳」という言葉は健康関連の話題で時々耳にすることがあります。でも薬膳って何の事でしょうか?
.薬膳にも使えるハーブとは
ハーブは誰もが知っている素材ですが、具体的にハーブとはどんなものを指すのでしょうか?実はハーブに関する絶対的な定義は存在しません。
消化吸収を助けるスパイス
消化吸収というのは体の中で毎日行われている大切な生命活動です。私たちの体は呼吸や睡眠や運動を必要としていますが、体をつくるもととなっているのはやはり食事から摂る栄養です。
アンチエイジングに役立つハーブ
「アンチエイジング」という言葉は最近毎日のように耳にすることがあります。高齢化社会というワードもしょっちゅう聞かれますが、多くの人は加齢によって体の衰えや美容の難しさを痛感しているので、少しでも老化を食い止めるための苦労を惜しみません。
代謝を高められるスパイスまとめ
健康に関する番組を見たり、ドラッグストアで買い物をしたりする時に「代謝改善」とか「代謝を良くする」といったフレーズをよく目にするという人は少なくないと思います。
和風の薬膳で健康になろう
薬膳とは中国の医学(中医学)のコンセプトを基にして、料理を使って健康を維持するという食事法のことです。東洋医学がなにかと注目されるようになってきていますが、薬膳は病気の症状が明るみに出る前の段階(「未病」と呼ばれる)で、個人の体質や食材の特徴を考えて提供されるものです。
中華風の薬膳で元気を補給しよう
中国発祥の薬膳は、今後料理界でますますその存在感が期待できる料理です。薬膳と言う字の通り、これは料理によって健康を保つというのが基本的なコンセプトとなります。
オリーブオイルを使ったスパイス作り
スパイスと言えば、しょうがとかペッパーとかセージ、ターメリック、サンショウ、タイム、クミンなどいろいろな素材の名前がすぐに出てくるかと思いますが、スパイスの特徴はなんといっても香り成分です。
減塩ドレッシングでおいしいサラダを食べよう
シャキシャキ触感のサラダにドレッシングをかけて食べるととても風味良くて美味しいですが、どの家庭にもあるドレッシングって、もともと何から出来ているか実は知らないという人も少なくないでしょう。
ビタミン・ミネラルを摂取できる薬膳の工夫
「栄養バランスの良い食事」という表現は、健康を語る上で非常によく使われるフレーズです。栄養は私たちの身体を作り、健康にし、美容にも大事なものですからこれは当たり前のことです。
漢方と薬膳の違いとは
漢方という言葉は医療界においてはすっかりおなじみの言葉になっています。漢方としてよく知られているものの中には葛根湯がありますが、こちらは生姜や甘草や芍薬などに葛根や麻黄を使った漢方です。
吸収率を考えて食材を調合しよう
毎日の食事を考える時は、自分が食べたい好きなものが真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、やはり大事なのは栄養バランスです。
すりおろし料理で吸収率アップ
よく幼児のためや病人の食事などで与えられるすりおろし食ですが、実はすりおろし料理は栄養の吸収という観点から言って優れている部分があります。
薬膳カレーの作り方
カレーは日本の国民食とも言えるほどどの家庭にも根付いている料理ですが、ただ美味しいだけでなく、カレーは薬効作用のあるスパイスの集合体であるということも注目に値します。
薬膳スープごはんの作り方
一年中私たちを悩ませる病気、それが風邪です。「風邪は万病のもと」とよく言いますが、それでいて「風邪の特効薬はない」ともよく言われます。
薬膳茶漬けで美容ケアできる
女性にとってたくさんある身体の悩みの中でも、おそらく1,2を争う悩みは肌トラブルでしょう。肌の良しあしは見た目に大きく影響します。
オリジナルハーブティーでデトックス!
美容を語る上で必ずと言っていいほど登場するキーワードが「デトックス」です。デトックスとは日本語でいえば毒物排出のことを意味します。
ハーブとスパイスティーでお通じ改善
「最近お通じが悪い」という人をたくさん目にします。お通じは健康のためにとても大切なものです。口から多くの栄養素を摂り入れることももちろん大切ですが、肛門から排便があることも大事です
子どもも食べられる薬膳レシピ
薬膳という言葉が少しずつ普及してきていますが、薬膳と聞くとなんだか複雑な素材を使わないといけなかったり、味もあまり良くなく仙人のような淡い食事にしないといけないというイメージを持つ人もいるかもしれません。
長く保存できるハーブ・スパイスまとめ
ハーブやスパイスは乾燥物だと何年もずっと使い続けられるイメージがあると思う人は少なくないと思います。特にペッパーなどは風味が強いので、傷みにも強いイメージがあります。
薬膳料理にかかる相場価格
薬膳はもともと中国の伝統医学である中医学にルーツがあるもので、漢方理論に基づいています。西洋医学と違って漢方は人体の活力アップを目指しているというコンセプトがあり、「未病」に代表されるように病気の予防もとても重視しています。
薬膳料理を作るのに必要な平均時間
薬膳と聞くとイメージとして連想するのはどんなシーンでしょうか?もしかしたら床やテーブルに敷物を敷いてその上に色々な野菜やスパイス、ハーブなどを小分けにこんもりと積んでいるような図かもしれません。
食育資格を取るには
食育というワードを最近よく耳にするようになりました。農林水産省によると、食育は生きていく上の基本となることで、知育・徳育・体育の基礎となり、食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てることです。